JGCに入会すると貰えるJGCタグが到着!タッグの作りを寸法から詳しく観察してみる。使うか使わないかはあなた次第!
空港など、スーツケースが頻繁に行き交うところでは、こちらのような「黒革に金の箔押しのタグ」がついたスーツケースを見かけることがあります。
これは「JGCオリジナルのバッゲージタッグ」、通称「JGCタッグ」と言って、
航空会社「JAL」の上級会員制度である「JALグローバルクラブ(Jal Global Club)」に入会した際、JALから会員へのノベルティとして贈られるものです。
私はJALグローバルクラブに入会するために、昨年の1年間を通してJAL便に搭乗しまくりました。
結果として、約40万円分を出費し、JGCへの入会資格を獲得しました。
そんな折、私のところにも、このJGCタッグが到着しました。本記事では、こちらのタグについて詳しくご紹介したいと思います。
JGCタッグ到着までの日数
私の場合、JGCの入会資格を獲得してからは、下記のような日程でJGCタッグが到着しました。
なお、正式名称で「タッグ」です。「タグ」の方がなんとなく馴染み深い気もしますが、以下タッグとします。
JGCカードの到着からJGCタッグの到着まで、少しタイムラグがありました。私の場合は、入会からおよそ2カ月で自宅にタッグが郵送されて来ました。
12月末:JMBサファイア達成→JGC入会申請
1月中旬:JGCカード到着
2月末:JGCタッグ到着
ツイッターを見てみますと、同じタイミングで「JGCタッグ届いた!」という報告が複数上がっていました。
こうしたことから、恐らく一定期間内の入会者に対し、ある程度の量を纏めて発送しているものと思われます。
また、JGCタッグはJGC家族カード会員にも同様に贈られます。
JGCカード入会時に家族カードも同時に申し込んでいたため、タッグも夫婦で2つ同時に到着しました。
パッケージにもJGCロゴが印刷されており、届いたものが1発でタッグだと分かります。
JGCタッグを確認!
それでは、中身を確認していきましょう。
袋の中には、「JGCタッグ本体」と「JALグローバルクラブの案内冊子」が入っていました。ちなみに家族会員分には冊子が無く、タッグ本体のみでした。
タッグは抹茶色の箱に入っています。箱には金色の箔押しでJGCロゴが入っています。
いよいよタッグとご対面。本革製で、色は黒です。
裏側には名前が白字で印字されています。名前はローマ字で(名前の一文字目.苗字)という形式です。山田太郎さんだったらT.YAMADAといった具合。
我々夫婦はイニシャルが同じなので、タッグとしては、全く同じものが2つ届く結果となりました。
ネームのフォントはRIMOWAの新ロゴっぽい感じで、シュっとした印象のものです。
プレート部分は金属製で高級感があり、触るとひんやりします。
続いてタッグ表面にはJGCロゴが金色の箔押し加工が施されています。
このような黒色と金色の組み合わせというのは、日本文化に大変馴染み深い配色です。
日本の航空会社らしい、和モダンなテイストでデザインされていることが分かります。
革はシボ加工によるものと思われる、細かい凸凹が確認できます。
寸法は、タグ本体の縦102mm、横幅52mm、厚さ6mm。
ベルト部分は長さ190mm、幅15mm、ベルト穴4つ、バックルはプレーンなゴールドです。
続いてコバ(革の端の部分)を見てみると、タグ本体の皮革は3層構造になっていることが分かります。革と革で革をサンドイッチしています。
また、コバは全体的に多少凸凹しており、革の風合いをある程度残した仕上げになっています。
ただ、外観を見ても分かるように、3層の革に対する縫い目がありません。
つまり、このタッグは恐らく縫合ではなく、接着によって作られていると思われます。
実際、タグを折り曲げようとすると「メリメリッ…」という感じの、接着がはがれるような音がします。
折角2つあるので、個体差をチェックしてみました。
コバ処理の具合が少し違っていたり、表面の金の箔押しの金色具合が微妙に違っていたりしました。革製品ですので、当然個体差はありますね。
タッグを使うかどうか!?悩ましい選択
さて、この「JGCタッグ」ですが、獲得できるチャンスというのはJALグローバルクラブに入会した時のみとなっております。
つまり、このタッグはよっぽどのことが無ければ「一生に一度」しか手に入らない貴重品となります。
すると悩ましいのが、「タッグを使うか、使わないか」という選択です。
そもそもタッグというのは、「モノを分類するために取り付けられる小さな札」で、実用品の部類に入ります。
更に、JGCタッグに関しては「自分はJALの上級会員である!」ということを周囲に見せびらかして自慢することが出来る、数少ないアイテムという側面もありますね。
タッグは本革製ですので、使い込むうちに味となって、いい感じになるかもしれません。革製品で良く言われる、経年劣化ではなく、経年変化という考え方です。
実用品である以上、実際に使うのが一番だとは思いますが、机に飾っておくでも良いですし、未開封の満足感を楽しむのもアリだと思います!
我が家はと言うと、とりあえず1つ使用、1つ保管の方針です。夫婦でスーツケース共有ですし、何よりタッグが2つとも全く同じものなので!
上級会員タッグを売っちゃう人もいる
以下余談なのですが、ヤ〇オクなんかを覗いてみると、航空会社の上級会員に贈られるタッグがこのように出品されています。
贈られてきたタッグには特に価値を感じない、ならお金に換えてしまおう・・・という人も中にはいるということですね。
JGCタッグを含め、このようなタッグには名前の刻印がありますが・・・、
この刻印が入ったままの状態でタッグを出品する人もいれば、名前入りプレートを無理やり外して出品する人もいます。
更に、中には「上級会員タッグの贋作」を自主製作して出品している人も、稀に見かけます。
私は趣味で革工作をたまーにやるのですが、確かに似た材料さえ見つかれば、簡単な革工作でタッグ本体部分は簡単に作れそうです。箔押し部分に関しても、専用のマシンが存在します。
金属のプレート部分はCAD/CAMなんかを使うのか、何処かに発注するのか分かりませんが、とにかく、自主製作で似たようなタッグを作ることは可能だと思います。
このような出品は結構昔からあります。ということは、「タグだけでも欲しい」という需要がそれなりにある、ということなのでしょうか。どうなんでしょう。
まぁそれはそれとして、
タッグは形がシンプルで縫合も簡単なため、革工作(レザークラフト)をする上での入り口として非常にオススメです。
「これ自分で作ってみたんだ♪」ってなると、上級会員タグよりも会話のネタにし易いです。少しくらい不格好でも、自分で作ったものは愛着も沸くものです。
パートナーや子どもと一緒にオリジナルのタグを作る、なーんて、いいじゃないですか!
革工作は実用品を自分のライフスタイルに合わせて製作しますので、実益的な趣味にもなります。
まとめ
本記事では、JALから届いたJGCオリジナルのバッゲージタッグ(通称JGCタッグ)についてご紹介しました。
この貴重品、使うのか、使わずにとっておくのか、考えは人それぞれかと思います。
我が家では偶然にも夫婦のイニシャルが同じことから、全く同じ印字のタグが2つ手に入りました。
1つを保管用とすることで、もう1つを思う存分使い倒すことが出来ます。
本革製のタッグですので、これから使い込んでいくうちにどれほど経年変化をしてくれるのか、今から楽しみです。
以上、ご覧いただき、ありがとうございました!