【過去編②ロンドン編】ビッグベンとかバッキンガム宮殿とか。練り歩く。
前回のあらすじ
過去編ということでしばらく続けていくシリーズ。
前回は人生で初めて飛行機に乗り、ロシアのCAさんにたじろぎ、機内食にテンションが上がり、心の中で泣きながらロンドンに到着したというところです。
また、旅行をするに至った経緯や、旅の方針等も記しています。
翌日。ひとまず作戦会議。
ロンドン到着後、ひとまずは作戦会議です。私の旅の希望として、「モンサンミシェルに行ってみたい!」というのがありまして(結局行けなかったんですけど)、相方も承諾してくれていました。
出発前、モンサンミシェル対岸のホテルの予約をこの日から3日後にしておきましたが、交通手段はまだ確保していないという状況です。
とにかくお金を使ってはいけない貧乏旅行なので、ロンドンからパリまでは、「深夜バス~フェリー」という手段で行くことに。
この日のミッションは、ひとまず交通手段を確保、余った時間で市内を観光、ということにしました。
ビクトリアコーチステーションに向かう
地球の歩き方によると、パリへのバスは「ビクトリアコーチステーション」というバスターミナルでチケット販売および運行が行われているとのこと。
この日は最優先でここに向かいます。
場所は前日訪れていたビクトリア駅の近く。乗り継いで目指します。
ホステルの最寄り駅はライムハウス駅という郊外で、ロンドン市内での移動は全て地下鉄と電車のみを利用しました。
道中良く見かける、ハリーポッターにも出てきた赤い2階建てバスにも非常に乗ってみたかったのですが、臆しました。
バスってどの路線を走ってどこに向かうのか、どうやってお金を支払うのか、みたいなところがイメージしづらく、なんだか怖くて乗れなかったんですよね。
日本でも時々バス間違えるとか、やっちゃうんですよね。
旅全体を通してですが、事前に情報収集をちゃんとしておけば良かったのにな、と思うばかりです。
ライムハウス駅では券売機を前にして、どの切符を買えば良いのか相変わらずさっぱり分かりませんでした。
勇気を出して誰かに聞いてみようと、駅員さん?に尋ねてみると、お昼休み中だったのか嫌な顔をされて対応してもらえませんでした。
そんな海外の洗礼を受けながら、何とか正しいであろう切符を購入。
まずは乗り継ぎ駅のタワーゲートウェイ駅に到着。こちらは近くに観光スポットのロンドン塔があり、後日訪れました。
ビクトリア駅に向かいます。
駅員さんが基本無愛想だったり、街全体が香水の匂いに包まれていたり、物乞いをしている人があちこちにいたり、トイレは基本有料だったりと、色々と思うところはありましたね。
ビクトリア駅到着後、歩いてコーチステーションに向かいます。ここまで来ると人も多く、少し安心します。旅行中はスリの被害などはありませんでした。未遂はありましたが。
ヨーロッパの建築、何とも言えぬ良さが詰まってますよね。画になります。ヨーロッパならではの光景に、終始ウットリしていました。
途中、見つけたマクドナルドに寄ります。
旅行中の食事は、基本マクドナルドのようなファーストフードでしたね。何度も何度もこのビックマックセットを頼みました。
というのも、良く分からないレストランに入り、ぼったくられるのを恐れていたんですよね。旅の道中はローカルなレストランにはほとんど立ち寄りませんでした。
今思えばそれはそれで勿体ないなとも思いますが、それだけ生存するのに必死だったということです。
未だにコーラを飲むと、反射的に旅行の事を思い出してしまいますね。
ビクトリアコーチステーションに到着。バスを手配します。
英語がほとんど話せなくても、身振り手振りでなんとかなるもんですね。
近くのビッグベンまで歩いていく
チケットの手配も済み、まだまだ行動できそうな時間帯です。
例によってこの後どうするかは考えていなかったのですが、一度見ておきたかったビッグベンが近いということで、歩いて向かうことに。
歩いている途中は、こういった教会を見つけては入って観光していました。お金を使わずに異文化に触れることができ、ゆっくり見て回って休憩も兼ねていました。ここはウェストミンスター大聖堂ですね。ウェストミンスター寺院と間違えて来ちゃう人がいるとかいないとか。
ちょっとした小道までもがなんだか美しいです。目に入ってくるもの全てが新しく、感動の連続でしたね。
暫く歩くと見える、ウェストミンスター大寺院。中には入りませんでしたが、外から写真だけ撮りました。圧倒されます。
ウェストミンスター大寺院を過ぎると、すぐにビッグベンが見えます!遂にご対面です!当時、ハリーポッターは勿論、遊んでいたゲームにビッグベンが登場したりと、憧れの場所でした。感無量でしたね。
手前にテントが張ってあるところがあるのですが、何かのデモ活動?が行われていたと記憶しています。
私たちが訪れるちょっと前にイギリス暴動が起こっており、その何かかな?と話していました。憶測に過ぎませんが。
ウェストミンスター橋の対岸まで渡ります。写真だと良く分かりませんが、テムズ川がやたらと茶色かったのが地味に衝撃で、よく覚えています。
戻ってバッキンガム宮殿をうろうろ
ビッグベンを観賞し、続いてバッキンガム宮殿に向かいます。
渡ってきた橋を引き返し、ビクトリア駅の方まで戻ります。
途中、ふらっとセントジェームズパークに入ります。旅行中は基本的に犯罪に巻き込まれないように常に気を張っていたのですが、こうして子供が元気に遊んでいるのを見ると、少し安心します。
ばっちりと写真には納められませんでしたが、沢山リスがいます。リス見かけると異常にテンション上がりますよね。
バッキンガム宮殿到着。
中央のヴィクトリア記念堂は残念ながら工事中でした。
先に訪れたビッグベンなどとは違い広々としているので、観光客の皆さんのんびりと過ごされておりますね。
柵の中には近衛兵が。
歩いて宿に帰る
時間も夕方でしたので、この日はこの辺で、最寄り駅に向かって歩きます。
宮殿周りの公園には椅子が置いてあったり、のんびりと過ごせそうで休憩しながら歩きます。
やっぱり、草木があるとちょっと穏やかな気持ちになってしまいます。
街の中は素敵な建物が並んでいますから、今写真を見返すと「おお~」ってなるのですが、
この時は疲労困憊で感受性が薄れ、無心で淡々と写真を撮っていましたね。なお、悲しきかなこの旅の終盤になるにつれて体力が無くなっていき、どんどん感受性が無くなっていきます。
このあたりでお土産屋さんにも寄りました。
暗くなってきたし疲れてきたしで、この日は宿に帰りました。
宿の近くにはスーパーマーケットがあり、そこで水や食料を調達していました。
コストカッターってまた分かりやすくていいですね。
とにもかくにも水!本当にとにかく旅行中は水分の管理が重要でしたね。
そこら中にトイレがあるわけではないので飲みすぎ禁物、でも飲まないと生存できないから買える時にちゃんと買う、といった感じで。
総じて懐に余裕が無いと、精神的にも肉体的にも余裕がなくなるというのが教訓でした。
次回に続きます
本記事は以上です。次回もロンドン編です。
ご覧いただき、ありがとうございました!
(2/13追記:続きました)