【寒冷地問題】新千歳空港発着のJAL便冬の欠航率を調べてみた
北国である札幌の新千歳空港で、冬の期間に心配されることと言えば、何と言っても「フライトの欠航」ですよね。
冬に新千歳空港を利用される方にとっては、雪の影響ではどれほどフライトが欠航になるのか?ということが気になりますよね。
そこで本記事では、「冬季における新千歳空港のJAL便の欠航率」を実際に調べてみましたので、報告をしたいと思います。
ご参考いただけますと幸いです。
背景①寒冷地の冬のフライトはリスキー?
例年冬になると、札幌のような寒冷地では天候の悪化により、度々航空機が欠航となることがありますよね。 いくら航空機といえど、自然には抗えません。
多くの便が欠航となった日には、空港で途方に暮れる方々のニュースが流れます。旅程が成り立たなくなったり、大切な人に会えなくなったりと、欠航というのは詮無きことですが、本当に悲しいものです。
背景②JGC修行に冬季は外せない
航空機は年明け~2月の間は所謂ローシーズンとなります。期間中は搭乗率が低下するとともに、料金も安くなる傾向にあります。
しかしそんなとき、我々修行僧がこぞって座席の予約を狙っているのです。FOP単価が下がり、修行費用を抑えることが出来ますからね。
以上の背景から、「新千歳空港発着便の冬の欠航率」を調べてみることにしました。
検索して調べてはみたのですが、ヒットしなかったため、自分で計算してみようということになりました。
本記事での欠航率計算方法
それでは、実際に計算をしてみたいと思います。条件は以下の通りとします。
①JAL便国内線のみ計算対象とします。下記公式ホームページより、情報が公開されています。
②2016年12月~2017年2月の各月の欠航率を算出します。
③増便、減便も計算に反映させます。
④コードシェアのFDA便も加味します。
⑤天候以外の要因による欠航も加味します。
⑥発地への引き返し便、別空港への着陸の場合なども、欠航として計算します。
⑦当月の新千歳空港発着JAL便における、(欠航便数)/(全フライト数)を「欠航率」とします。
簡単に言うと、「目的地に着かなかったら欠航」という計算です。遅延は欠航率には含めておりません。
また、調べてみると天候の問題は新千歳空港に限らず、新千歳からの目的地、または新千歳への出発地での問題も多くあることが分かりました。天候問題は新千歳空港にはとどまらないということですね。
計算結果!
2016年12月の場合
新千歳空港発着のJAL便全フライト数:3472/月
内欠航フライト数:330
よって、2016年12月の新千歳空港発着JAL便の欠航率は、330/3472=0.0950
≒9.5%
2017年1月の場合
新千歳空港発着のJAL便全フライト数:3472/月
内欠航フライト数:153
よって、2017年1月の新千歳空港発着JAL便の欠航率は、153/3472=0.044
≒4.4%
2017年2月の場合
新千歳空港発着のJAL便全フライト数:3192/月
内欠航フライト数:61
よって、2017年2月の新千歳空港発着JAL便の欠航率は、61/3192=0.019
≒1.9%
2016-2017年の冬季トータル欠航率は?
以上の3ヶ月分で考える、「新千歳空港発着のJAL便冬の欠航率」は
5.4%という結果となりました!
要するに、「冬(12月~2月)に新千歳空港から発着するJAL便は、20フライトにつき1フライトは飛ばない、もしくは目的地に到着出来ない」ということになります。
※また、2017年12月~2018年2月の冬期間について、上記のホームページからは2017年4月以降のフライト詳細情報が公開されておらず、計算が出来ておりません。最新の情報が入り次第、更新はしていこうと思います。
まとめ
本記事では、冬季における新千歳空港発着の欠航率を調べてみました。この5.4%という数字が高いのか低いのかは受け手次第というところですね。
欠航率の数字はともかく、冬の新千歳空港での除雪作業には毎年感服させられます。
今回はJAL便に絞って計算してみましたが、ANA便でもおおよそ同じような結果となるのではないでしょうか。
以上、ご参考いただけると幸いです。
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