【MNP×ウェルカムスマホ割】ドコモでiPhone7を2台タダで貰った上に月額料金も安くなった話
3月はMNPの季節です。1年の中でも特に3月末が、携帯電話の乗り換えなどでキャッシュバックや本体代金の割引が多くなり、お得なタイミングとなります。
今回、私と妻で1回線ずつ、ドコモにMNPを行いました!
結果として、「iPhone7が2台タダで手に入り、更に月額料金が2,400円安く」なりました。
本記事では、上記の結果をもたらした契約の様子をご紹介いたします。
- ドコモをメイン回線としてお得に利用するための基本的な考え方
- 私の現在の通信料金は月額1,600円で、5GB使えるもの
- 実際の契約:docomo with×ウェルカムスマホ割で1回線当たりマイナス1,220円!
- 端末に割引が効いたお得な端末を狙う!
- iPhone7を2台契約した結果、料金はこのようになった
- 14か月目以降、回線に改善の余地あり
- 契約1か月目の収支もdポイントのキャンペーンでプラスに
- MNPでの支出と収入
- まとめと今後の課題:ドコモの料金割引の今後に期待!
ドコモをメイン回線としてお得に利用するための基本的な考え方
ドコモをお得に契約するための考え方として、「料金プラン」および「割引サービス」をそれぞれ把握しておく必要があります。
これらをあらかじめ把握しておくことで、ちゃんと納得の上で料金を支払うことが出来ますし、契約そのものがスムーズに進行するメリットもあります。
以下、それぞれ検討した結果です。
料金プランは「シェアオプション」を活用するのが最もお得!
ドコモを契約する上での料金プランは、現在は「シェアオプション」を活用する手法が最もお得です。
「シェアオプション」とは、簡単に言うと「家族で分け合うプラン」のことです。
これにより、docomoに複数の回線を契約している場合、「シェアグループ」という家族内での共有サービスを利用することが出来ます。
シェアグループには代表者が必ず必要で、これを「親回線」とします。グループ内の他の回線を「子回線」としてグループ内に割安で追加することが可能です。
これは一人で複数回線を持つ場合でもOKで、この仕組みをフル活用していきます。
事実、多くのドコモ料金紹介では、「シェアオプション」を活用することが前提となっています。
例えば、「ドコモの学割」の紹介ページ。月額280円~というアピールがされ、内訳も記載されていますが、
この通り、ドコモ回線を契約する場合には代表回線となる「親回線」が契約されていることが前提、というわけです。
「シェアオプション」と「月々サポート」を利用した契約について、下記の記事にてまとめました。
割引サービスを検討。販売店舗側のキャンペーンもあるから「これが正解」は無い。
ドコモを契約する上で、2019年3月現在時点で考えておきたいドコモの割引サービスは下記の5種類です。
① 端末購入サポート
② 月々サポート
③ docomo with
④ ウェルカムスマホ割
⑤ ドコモの学割
ざっくりとそれぞれの割引について説明をすると、
① 端末購入サポート:端末代金からの割引。2年縛りとは別に1年以上の解除料金が発生する。
② 月々サポート:月額料金からの割引。機種ごとに割引の金額が設定されており、2年間毎月一定額が割引される。
③ docomo with:月額料金からの割引。対象端末の契約によって毎月1,500円の割引。対象端末はミドルクラスのものに限られる。
④ ウェルカムスマホ割:月額料金からの割引。ガラケーからスマホへの機種変更またはMNPによって毎月1,500円の割引が13か月受けられる。学割とは併用不可。
⑤ ドコモの学割:申し込み時点で25歳以下なら毎月1,500円割引。学割とは名がついているが学生かどうかは関係ない。「docomo with」「ウェルカムスマホ割」ともに併用不可。学割は毎年12月から5月くらいまで適用可能期間になっており、割引内容は毎年違う。
なお、上記の割引サービス達ですが、今後の雲行きは良くありません。
2019年の夏ごろに噂されている、通信料金と端末料金とを明確に分ける「分離プラン」が義務化されると、上記の2種類の割引サービスは提供できなくなる見込みが立っています。
それに伴い、「月々サポート」と「docomo with」は終了する、という報道がされています。
確定ではないですが、分離プラン義務化後は、以下のような月額料金からの割引は難しくなると考えられています。
今回の契約では、結果的には上記のうちの「docomo with」「ウェルカムスマホ割」の2種類を利用する形となりました。
また、販売店舗によっては「端末一括○○円!」とポップが出ているような、独自の割引が入ることがあり、こちらも同様に狙っていきます。
販売店舗独自の割引については、店頭へ実際に行ったり、ショップによっては電話をすれば教えてくれたりすることもあります。個人的には、自分の足で探すのが一番確実と考えています。
私の現在の通信料金は月額1,600円で、5GB使えるもの
現在、私はドコモの回線をメイン回線として運用しております。
月額1,600円でデータ通信は5GB利用できるものです。妻1回線、夫2回線の3回線契約しています。
前回の契約内容はこちら。今回の契約に際しても、基本的な考え方は下記の記事と同じです。
参考までに、契約前までの回線状況を表に起こすと、下記のようになります。税抜きです。
ここに、更に割引が効いた回線を加えていく形となります。
回線名 | 親回線 | 子回線① | 子回線② | 備考 |
基本プラン | 980円(シンプル) | 980円(シンプル) | 980円(シンプル) | |
ネット接続 | 300円(SPモード) | 0円 | 0円 | 子回線はデータ通信しないのでSPモードは外す |
パケットパック | 6,500円(ベーシックシェアパック~5GB) | 500円(シェアオプション) | 500円(シェアオプション) | |
月々サポート | -3,078円 | -3,078円 | -3,078円 | |
合計金額 | 4,702円 | -1,598円 | -1,598円 | 3回線分の合計:1,506円/月 |
実際の契約:docomo with×ウェルカムスマホ割で1回線当たりマイナス1,220円!
以下、今回の実際に契約した内容について、月額等の計算を計算します。
今回私が契約したiPhone7は「docomo with」の対象端末となっています。これによって、子回線の月額1,780円からまず1,500円が割引され、月額280円です。
これに加え、ウェルカムスマホ割の割引サービスが併用可能です。転出元の回線はどちらもガラパゴスケータイで運用していたため、この割引が適用されました。
店頭での契約の際、私たちが伺った店舗では、「転出元回線で通話可能な状態」のガラパゴスケータイを店員さんに見せて確認する、といった確認を行いました。
具体的には、プロフィール内の自分の電話番号欄が転出元の電話番号になっているかどうか、アンテナがちゃんと立っているかどうかの確認ですね。
これにより、先ほどの月額280円からさらに1,500円割引され、子回線では月額1回線当たり-1,220円となります。
このマイナスとなった分は、親回線でかかっている料金にも充当されます。つまり、無駄なく割引がされるということです。
これを上手く説明している図が、「ウェルカムスマホ割」の公式ページで紹介されていました。今回の契約では下記の図の通り、それを2回線、という考え方です。
端末に割引が効いたお得な端末を狙う!
今回契約した端末は、「iPhone7 32GB」を2台、某家電量販店で手続きをしてきました。
私が行ったお店では、「iPhone7 32GBをMNPで一括1円」というキャンペーンを行っていました。
この「一括1円」というのは本体の代金に対しての割引で、店舗独自に行っているものになります。
試しにドコモのオンラインショップを見てみると、iPhone7の32GBは機種代金が42,768円と出ました。この料金をほぼ全額、店舗側で割引をしてくれたことになりますね。
ちなみにApple store からSIMフリー版を購入しようとすると、50,800円と出ました。
店舗側の割引、非常にありがたいです。
今回、下取り端末は出さず、追加の有料オプション等もありませんでした。
契約時に店頭で支払った料金は端末代金の2円だけでした。
今回はMNPでの契約が条件でしたので、転出元の回線が必要です。
このような転出元回線は、最低利用期間が無く、違約金も発生しない格安SIMを用いて簡単に準備することが出来ます。
「docomo with」「端末購入サポート」「月々サポート」といった割引サービスの対象となる端末は、契約形態や契約時期によって変動します。
対象の端末はウェブ上でも確認はできますが、先述したような「店舗側の割引」というのは、各ショップの裁量に依存するところです。
契約前に、店員さんにどれくらい割引があるのか等の細かい条件を確認できるとベストですね。
iPhone7を2台契約した結果、料金はこのようになった
さて、上記のiPhone7を2台契約したことによって、通信料金がどのようになったのか計算していきます。
まず、既に契約している3回線は以下の通りです。
回線名 | 親回線 | 子回線① | 子回線② | 備考 |
基本プラン | 980円(シンプル) | 980円(シンプル) | 980円(シンプル) | |
ネット接続 | 300円(SPモード) | 0円 | 0円 | 子回線はデータ通信しないのでSPモードは外す |
パケットパック | 6,500円(ベーシックシェアパック~5GB) | 500円(シェアオプション) | 500円(シェアオプション) | |
月々サポート | -3,078円 | -3,078円 | -3,078円 | |
合計金額 | 4,702円 | -1,598円 | -1,598円 | 3回線分の合計:1,506円/月 |
月額1,500円で5GB使える、という契約状況です。詳しくは、契約時の様子をご紹介した下記記事をご参照ください。
上記に加えて、iPhone7を2台分契約した分を勘定すると、以下の通りとなります。
契約2カ月目以降の月額料金で、税別です。
回線名 | 親回線 | 子回線① | 子回線② | 子回線③(iPhone7) | 子回線④(iPhone7) | 備考 |
基本プラン | 980円(シンプル) | 980円(シンプル) | 980円(シンプル) | 980円(シンプル) | 980円(シンプル) | |
ネット接続 | 300円(SPモード) | 0円 | 0円 | 300円(SPモード) | 300円(SPモード) | docomo with はSPモード外すと損 |
パケットパック | 9,000円(ベーシックシェアパック~10GB) | 500円(シェアオプション) | 500円(シェアオプション) | 500円(シェアオプション) | 500円(シェアオプション) | データ通信を夫婦で合計10GB使う想定 |
月々サポート | -3,078円 | -3,078円 | -3,078円 | 0円 | 0円 | |
docomo with | 0円 | 0円 | 0円 | -1,500円 | -1,500円 | ずっと割引 |
ウェルカムスマホ割 | 0円 | 0円 | 0円 | -1,500円 | -1,500円 | 13か月割引 |
合計金額 | 7,202円 | -1,598円 | -1,598円 | -1,220円 | -1,220円 | 5回線分の合計金額:1,566円 |
結果として、契約を終えた現在の契約状況は
「月額1,500円、夫婦2人で10GB使えるメイン回線」を得るということになりました。
支払い金額だけ見ればほぼ変化はありませんが、これは前回は5GBを使う計算で算出していたのに対し、今回は10GBを夫婦で使う想定で計算をしているからです。
そのため一人当たりだと800円ほど。それで合計10GB使えるとなると、我々の生活スタイルでは非常に余裕をもって使えます。
ベーシックシェアパックは、月あたりのデータ通信量が~5GBであれば6,500円、~10GBであれば9,000円となります。
そのため、もし夫婦合わせてのデータ通信量を5GB以内に収められる月があれば、支払い金額はほぼ0円となります。
厳密にはユニバーサルサービス料が1回線につき2円かかるのですが、細かすぎるので割愛することにします。
14か月目以降、回線に改善の余地あり
今回の契約では、上記の通り「docomo with」および「ウェルカムスマホ割」の割引を駆使し、月額料金を抑えることに成功しました。
今回の契約は都合上2回線のみに留まりましたが、転出回線をもう一つでも用意出来れば、更に安く利用することが出来るところでした。
ただ一つ問題点として、上記割引のうち、「ウェルカムスマホ割」については「契約から13か月目まで」の期限があります。実質1年のみの割引ですね。
スマホの契約は当然ながら2年契約となりますので、ウェルカムスマホ割が終了してから2年契約満了までの約1年間、月額料金が高くなってしまいます。
計算をすると、14か月目以降も回線を放置してしまうと月額が+3,040円になってしまいます。これを1年間ですから、ちょっと出費が痛いですね。
これを回避するための方法としては、1年後や半年後あたりで、「月々サポート」などの「月額利用料金から割引してくれる端末」を契約する方法が考えられます。
しかしながら、困ったことに「月々サポート」や「docomo with」の割引サービスは終了してしまう噂があります。
これは総務省からの「分離プラン義務化」によるものですね。これによって、端末購入による通信料金からの割引という仕組みが廃止されてしまう方向になります。
まぁ、とはいえ先のことですから、今後どうなるかなんて何も分かりません。
その時はその時で、与えられた環境の中で最善を尽くすしかない、ということに尽きると思っています。
契約1か月目の収支もdポイントのキャンペーンでプラスに
契約1か月目に際しては、初期手数料等がかかるため、先ほどの表とは別に計算をします。税抜きです。
契約事務手数料 :3,000円
基本プラン(シンプル): 327円 (月額980円を10日間分の日割り)
ネット接続(SPモード) :108円 (月額300円を10日間分の日割り)
パケットパック(シェアオプション) :167円 (月額500円を10日間分の日割り)
合計料金 3,602円
これを2回線分契約したので、契約初月はドコモに対して3,602円*2=7,204円の支払いです。
転出元回線にもMNP転出手数料を1回線につき3,000円支払うことになりますが、ドコモに支払う料金ではないので割愛します。
これに加え、契約時はdポイント関連の以下のサービスを受けることが出来ました。
① ドコモのご家族紹介特典10,000dポイント×2
まず、今回の契約に際してはこちらのキャンペーンがポイント獲得対象となります。ドコモのご家族紹介特典は、ここ数年は常時行われているキャンペーンですね。
ドコモのご家族紹介特典 | キャンペーン・特典 | NTTドコモ
条件としては、紹介された家族が同一シェアグループ内へMNPで転入することです。
一人の紹介につき10,000dポイントですので、お互いを紹介して20,000dポイントが獲得できる見込みです。
ポイントの付与は契約の翌々月とのことで、楽しみに待ちたいと思います。
② ドコモのクーポン10,000dポイント
ドコモのスマホを契約する際、こちらのようなクーポンを持っていくとdポイントが貰えます。
今回、dカードゴールドカードを契約中の妻宛に、こちらのクーポンが自宅に送られてきました。これを店頭へ持っていって契約したため、10,000dポイント貰えます。
このようなクーポンはメ〇カリ等でも取引されているのですが、こちらのようにかなり高額となっております。
私見ですが、ドコモのクーポンは流通量がそれほど多くない印象で、それによって高額で取引されているものと思われます。
私が確認した日では2枚で20,000dポイント分のクーポンが1万円弱という相場となっており、購入は見送りました。
クーポンを使い切れる保証は無いという状況ですので、リスクは避けました。結果的には買った方が若干の得だったのですがね。
以上の2つのポイント特典より、合計30,000dポイントを獲得できる見込みですので、初月にかかった7,000円強の支払いも十分に元を取っています。
MNPでの支出と収入
今回の契約でかかった費用を、支出と収入に分けて、とりあえず割引がある1年分として計算します。
支出:
1か月目の利用料金:7,204円
2~13か月目の利用料金:1,566円×12か月=18,792円トータル:25,996円
収入:
・ドコモの家族紹介キャンペーン:10,000dポイント×2
・クーポン:10,000dポイント
・iPhone7本体×2台トータル:30,000dポイント(期間限定ポイント)+iPhone7を2台
結果だけをざっくりと考えると、
「毎月の料金を抑えつつ、dポイントとiPhoneを貰った」という形となりました。
まぁ先述の通り、13か月目以降のテコ入れは必要になるんですがね。
まとめと今後の課題:ドコモの料金割引の今後に期待!
本記事は、「MNPでiPhone7を2台契約したことによって月額料金を2,400円下げることに成功した」というお話でした。
しかし上記の通り、1年間は「2人で月額1,300円データ10GB」が実現する反面、「ウェルカムスマホ割」は13か月の割引のために14か月目以降からの料金が高くなることから、今後も継続して対策が必要です。
どうせ分離プランが始まってしまうなら、割引額が1,500円と少ない「docomo with」よりも、高額割引かつ24か月割引の「月々サポート」を狙った方が良かったかな、とも思いつつ…。
今後「分離プランの義務化」が行われてしまうと、上記のような契約は不可能になる可能性がありますが、記録として残しておく次第です。
半年後や1年後、いったいどんな料金プラン・割引サービスが登場するか検討もつきませんが、期待して待ちたいと思います。
以上、ご覧いただき、ありがとうございました!